Songa Product and Chemical Tankers III AS v Kairos Shipping II LLC [2025] EWCA Civ 1227

船主側保証人の倒産事由により裸傭船契約が途中解約された後、傭船者が本船をどこまで回航して船主に返還すべきかが争われた。船主は、契約条項上、本船の現在地又は次港だけでなく、船主にとって「便利な港又は場所」で再占有できるとして、米国西岸からクロアチアまで回航するよう求めた。傭船者は、船主は解約時の寄港地で速やかに本船を引き取るべきであると主張した。 控訴院は、契約終了後は本船が傭船者の営業上の支配を離   続きを読む…

Orion Shipping and Trading LLC v Great Asia Maritime Ltd(The Lila Lisbon)[2025] EWCA Civ 1210

売主がCancelling Dateまでに本船を引き渡せず、買主がSaleform 2012第14条に基づいて契約を解除した場合、売主の違反がrepudiatory breachに達していなくても、市場価格上昇分のloss of bargain damagesを請求できるかが争われた。 控訴院は、売主にはCancelling Dateまでに本船を引渡可能な状態にするため、相当な注意を尽くす黙示義務   続きを読む…

LMLN London Arbitration 13/25

第一の部分最終判断を踏まえて船主に支払うべき残額が一定額で合意された後、船主が仲裁費用の全額を回収できるか、利息率および仲裁開始前の弁護士費用をどこまで認めるかが争われた。 仲裁廷は、最終的に船主側に残額が認められたものの、船主は船体清掃費用の大部分や一部off-hire請求で敗れており、全面的勝訴とはいえないと判断した。他方、返船時のバンカー代請求など主要争点では船主が実質的に勝訴していた。 そ   続きを読む…

LMLN London Arbitration 12/25

定期傭船終了時の船体清掃費用、返船時のバンカー数量、および傭船者指定の気象航路に従わなかったことによるoff-hire控除が争われた。 船体清掃について、仲裁廷は、Richards Bayで清掃を延期したこと自体は契約違反ではないとした。ただし、返船前に清掃できなかった以上、BIMCO Hull Fouling Clauseに基づき、当事者は清掃に代わる一括金を合意すべきであったとして、実際に必要   続きを読む…