LMLN London Arbitration 8/25
中国寄港前に交代した新乗組員が所定のPCR陰性証明書を所持しておらず、南京で本船の入港・着岸が拒否されたことについて、船主が契約違反責任を負うかが争われた。 仲裁廷は、「in every way fitted for the service」との義務は本船の物理的状態だけでなく、予定された航海を行うために必要な証明書や許可も含むとした。中国当局のPCR証明書要件は既に周知されており、船主は南京が最 続きを読む…
中国寄港前に交代した新乗組員が所定のPCR陰性証明書を所持しておらず、南京で本船の入港・着岸が拒否されたことについて、船主が契約違反責任を負うかが争われた。 仲裁廷は、「in every way fitted for the service」との義務は本船の物理的状態だけでなく、予定された航海を行うために必要な証明書や許可も含むとした。中国当局のPCR証明書要件は既に周知されており、船主は南京が最 続きを読む…
危険物貨物の爆発により本船が損傷し、傭船者が船主に約2億米ドルの損害賠償責任を負った事案において、船主自身が被った損失についても傭船者が1976年責任制限条約に基づき責任を制限できるかが争われた。 最高裁は、同条約上、船主と傭船者はいずれも「shipowner」に含まれ、船主が自己の固有損害を傭船者に請求する場合を責任制限から一律に除外する明文はないと判断した。したがって、船主から傭船者への請求で 続きを読む…
座礁した内航タンカーStelaをタグVB Rebelが約45分で離礁させた作業が海難救助に当たるか、その報酬額およびオランダ訴訟を差し止めるべきかが争われた。 裁判所は、潮位低下に伴い本船が回頭して船体外板を損傷する現実的危険があり、自力離礁も困難であったため、合理的な船長であれば有償の救助を拒まない状況にあったと判断した。船長がSafe Delivery Certificateに署名したことも救 続きを読む…