Oversea-Chinese Banking Corporation Ltd v Argoglobal Underwriting Asia Pacific Pte Ltd and Others [2025] SGHC 82

曳航中に転覆したTeras Lyzaについて、抵当権者OCBCが船体保険に基づき全損保険金を請求できるかが争われた。 裁判所は、船体の回収・保全費用と修理費用が保険価額を超えることから、constructive total lossが成立すると判断した。また、転覆は予期しない海水流入によるもので、通常の老朽化や船体の固有の欠陥ではなく、perils of the seasによる損害とされた。保険者   続きを読む…

Monford Management Ltd, Owners of The Kiveli v Afina Navigation Ltd, Owners of The Afina I [2025] EWHC 1185 (Admlty)

夜間に反航する2隻が衝突した事故について、Collision Regulations上のhead-on situation又はcrossing situationのいずれに当たり、各船の過失をどのように配分すべきかが争われた。 裁判所は、両船はほぼ反対方向に進み衝突のおそれがあったため、Rule 14のhead-on situationに該当し、双方が早期かつ明確に右転すべきであったと判断した。R   続きを読む…

Tasmanian Ports Corporation Pty Ltd v CSL Australia Pty Ltd(The Goliath)[2025] FCAFC 53

Goliathが港内でタグ2隻および岸壁に衝突し、沈没したタグの撤去費用等について、船主が1976年責任制限条約に基づき責任を制限できるかが争われた。 オーストラリアは、同条約2条1項(d)の沈没船の引揚げ・撤去・無害化に関する請求を国内法化していなかった。船主は、撤去費用は同時に同項(a)の財物損害に伴う結果損害にも当たるため、なお責任制限の対象になると主張した。第一審はこの主張を認めたが、連邦   続きを読む…