Mercuria Energy Trading SA v Onex DMCC [2026] EWHC 130 (Comm) – King’s Bench Division, Commercial Court (Lionel Persey KC, sitting as a Judge of the High Court) – 22 January 2026

燃料油売買契約に記載された有機塩素4.1ppmという数値が保証値であり、5ppmの貨物を引き渡した売主が契約違反となるかが争われた。 裁判所は、契約上、有機塩素値は「typicals」として記載され、別途の保証仕様には含まれていなかったと指摘した。さらに、一般条件はtypicalsについて保証せず、商品の品質・説明の一部にもならないと明記していたため、4.1ppmは保証値ではないと判断した。また、   続きを読む…

Pleon Ltd v Leonis Yachting Ltd(The Maltese Falcon)[2025] EWHC 3144 (Comm)

ヨット売却後も売主が一定期間無償で使用できる契約の下、その使用期間中に機関故障が生じた場合、その不堪航性のリスクを売主と買主のどちらが負担するかが争われた。 売買契約上、ヨットは「現状有姿」で売却され、売主は品質や目的適合性について責任を負わない一方、使用・アクセス契約では、買主がヨットを稼働可能かつ堪航性のある状態に保つ義務を負っていた。仲裁廷多数意見は、引渡しから売主の使用開始までの期間が短く   続きを読む…