The Kiveli v The Afina I [2026] EWCA Civ 251

両船の関係が正面衝突状況としてRule 14の適用を受けるか、それとも横切り状況としてRules 15~17が適用されるかが争われた。

控訴院は、両船はほぼ反航する針路にあり、衝突のおそれが生じた時点でRule 14が適用されたと判断した。Rule 14(b)は固定的な角度基準を定めるものではなく、他船のマスト灯が一直線又はほぼ一直線に見える場合、又は両舷灯が見える場合のいずれかで足りるとされた。また、いったんRule 14が適用される正面衝突状況が成立した以上、同一の衝突のおそれが続く間は、途中で横切り状況に切り替わるものではないとされた。両船はともに右転して互いの左舷側を通過すべきであった。Kiveliは正面衝突状況を誤って横切り状況と判断し、右転せず左転したため、衝突の主たる原因を作った。これに対しAfina Iは右転したものの、その措置が遅かった点で過失が認められた。その結果、Kiveliの責任80%、Afina Iの責任20%とした第一審の過失割合が維持され、Kiveliの控訴は棄却された。